丹青社(9743) 企業紹介

銘柄研究

こんばんは。ハルです。

丹青社(9743)の紹介記事です。企業情報、決算結果、業績等々、丹青社についての情報を備忘録としてアップデートしていく記事になります。

更新履歴

2021/09/11 初版記載
2021/12/11 3Q決算結果追記
2022/03/21 本決算結果追記

企業紹介

事業内容

ディスプレイデザイン会社。「空間づくりのプロフェッショナル」として各種施設の企画、設計、デザイン、制作、運営等の総合ディスプレイ業を行っています。

こんな感じのオシャレな施設のデザインを行っています。一度は目にしている施設もあるかもしれませんね。

ディスプレイデザイン会社としては乃村工藝社(9716)と双璧をなしています。事業規模は乃村工藝社のほうが大きいですが、ディプレイデザイン会社の大手といえば、この丹青社と乃村工藝社になり、投資目線でも比較対象となると思います。

基本情報
  • 時価総額:378億円(2022年3月18日時点)
  • 市場:東証1部(プライム市場)

セグメント構成

事業としては、百貨店やオフィス、ホテル等を手掛ける「商業その他施設事業」、飲食店やコンビニ等を手掛ける「チェーンストア事業」、博物館や、美術館等を手掛ける「文化施設事業」に分かれています。

会社資料にも事業セグメントは分けて説明されていますが、どの事業セグメントであろうと施設のデザイン設計、施工を行う事業に変わりなく、その施設(商業施設 or チェーンストア展開型店舗 or 官公庁施設 等)によってセグメント分けしているようです。そのため、コロナ禍のようにディスプレイ事業が不景気となれば、どのセグメントも変わりなく落ち込むことになり、投資目線ではセグメント別に分析する意味合いは薄そうです。

収益力・財務状況

収益力
  • ROE:4.92
  • ROA:3.27
財務状況
  • 自己資本比率:64.2%
  • 有利子負債倍率:0.01

コロナ禍により売上、利益ともに減少しておりROE等の収益力は下落(コロナ前のROEは10%以上)しており業績の厳しさを感じます。

ただ、自己資本比率はコロナ以前と変わっていませんし、有利子負債倍率がほぼ0であることも同様です。財務状況が優秀であり経営が傾く等の心配は全くなさそうです。

決算結果

直近決算

2022年3月11日に本決算を発表しました。

前期も二桁の減収、減益でしたが、今期はさらに厳しい結果となりました。特に純利益では、過去最高の2016年43億円から比較すると3分の1ほどとなっています。

会社説明にも、「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の制限の長期化により、個人消費、観光投資及び企業の販促投資等が停滞しているため、需要は減少し、厳しい状況」と記載されています。

前回決算(参考)

前回決算は2021年12月8日発表の3Q決算です。

決算の注目点

注目点1 来期の業績予想

来期の業績予想を発表し来期は二桁以上の増収、増益予想となっていますが、下記ただし書きが条件として記載されており、来年以降の業績もやや不安が残ります。

とはいえ、2023年にはコロナ禍も抜け出せるのでは。と個人的には感じていますが。

来期予想の前提条件

新型コロナウイルス感染症については、2023年1月期中に収束し、経済活動並びに当社の市場環境が回復していることを前提

注目点2 今後の需要

大阪・関西万博は2025年開催ですが、案件に対する需要取り込みはすでに始まっているようです。また、都市再開発案件も2025年に数値として現れるとありますし、コロナの影響もその頃にはさすがに落ち着くと考えてよいんじゃないでしょうか。

財務状況等が厳しく、数年先生き残っているかわからない企業は別ですが、丹青社のような財務基盤のしっかりした企業であれば、このような数年先の需要を見越し、株価の安い今、購入しておくのもアリなのかなと感じます。

配当(来期予想)

株主還元
  • 配当金:30円 前期は26円、2期前は22円
  • 配当利回り:3.85%
  • 配当性向:79.0%

配当性向は50%以上を掲げていますが、前期の配当性向は86.3%、今期は79.0%でぎりぎりのところだと思います。コロナ禍を特例とすれば、業績安定、財務優秀、高配当の優良銘柄ですので、コロナ禍でここまで業績が落ちている中、配当30円としたのは、投資家のことを考えていると考えてよいのではないでしょうか。

株価

来期は業績が回復するという予想からか、決算発表後から株価は上昇を続けています。中期線はやや上向き、長期線もやや横トレンドから上向きそうな気配で、今後の見通しは明るいような気がしています。前回の下値660円くらいを上回って反発したらトレンドも変換しそうな気がしますし、そのタイミングが購入チャンスなのかなと思います。

株価水準
  • 株価:780円(2022年3月18日 終値)
  • PER:20.5倍
  • PBR:1.27倍
  • 過去1年の平均PER:28.4倍

私の考えや持ち株について

私は丹青社の株を2015年頃購入しずっと保持し続けています。平均取得単価は548円で大きな含み益となっています。

この企業の業績は1年ほど前から”コロナの収束が前提”という条件付きだったため、追加購入はためらっていましたが、そろそろコロナの影響は収束しそうな感じもしますし、注目点2に記載したように大阪・関西万博、都市開発等、需要を喚起しそうなキーワードも出てきていることから、明るい未来が見えてきたような気もしており、追加購入してもいいんじゃないかと思っています。

それでは、また。

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