丹青社(9743)本決算結果

銘柄研究

こんばんは。ハルです。

私の保持銘柄である丹青社(9743)が本決算を発表しましたので、決算結果についてまとめます。厳しい決算結果ではありますが、悲観ばかりの内容ではなさそうですので、その辺りを深堀していきます。

丹青社の事業紹介

大手ディスプレイデザイン会社。「空間づくりのプロフェッショナル」として各種施設の企画、設計、デザイン、制作、運営等の総合ディスプレイ業を行う会社です。オリンピック銘柄としても注目の銘柄です。

決算結果

2021/03/12に本決算が発表されました。

売上高 :69,225百万(81,678百万 , △15.2%)【69,400百万】  
営業利益:5,049百万(5,677百万 , △11.1%)  【4,000百万】
経常利益:5,266百万(5,870百万 , △10.3%)  【4,200百万】
純利益 :3,437百万(4,074百万 , △15.6%)  【2,800百万】
※()内は前年同期値  【】内は3Q時の会社予想値

会社予想は若干上回った結果となりましたが、以前から何度も今期は厳しい厳しいということを決算資料で発表していましたので、この決算内容は想定通りという感じです。

今回の決算結果で注目したいのは、来期の予想、中期経営計画及びそれに伴う株価への影響です。順番に見ていきます。

来期予想

下記は決算説明資料の抜粋ですが、黄色背景の2022年1月期 営業利益以降の数値が文字通り桁違いの下落となっています。売上高は約20%の下落ですが、営業利益は約99%の下落となっています。

営業ベースでの値が大きく下がっているのは、コロナの影響により売上高が下がっていることもりますが、収益性の低い案件が増加していることが原因のようです。

ディスプレイ業界は「モノ」や「サービス」を提供する「場」をつくる業界です。そのため、コロナで「モノ」や「サービス」を提供する場の需要が減れば、ディスプレィ事業の需要が低下します。よって、他の業種ではコロナ禍からの回復が見え始めていますが、ディスプレイ業界では今が底のピークといえそうです。

中期経営計画

上記の通り、コロナの影響が他の業種より遅れてきており、今期、次期は厳しい年となりそうですが、コロナ終息後は回復が見込まれます。現在、コロナのワクチンが提供されるなど、コロナ終息の兆しがみえてきているため、2023年以降は回復する想定。と決算説明資料に記載がありました。

上記資料の注釈には「東京オリンピック・パラリンピックが予定どおり開催され、新型コロナウイルス感染症については、2022年1月期中に収束の目途がつくことを前提」という文言がありますが、この前提が大きく変わることは考えにくいのではないでしょうか。

株価への影響

来期の業績予想と一緒に1株40円から26円と大減配が発表されました。丹青社は利回りが約3%と高配当銘柄でもあったため、この減配は株価への大きな下落要因となりそうです。

しかも減配してもなお、配当性向は87.9%と高めです。
配当性向は50%を目指すと以前から発表していますので、株価への影響を考慮しがんばった配当と考えることもできますし、ポジティブに考えれば現状の会社予想はあくまで最低の予想値で、ある程度利益ベースの上振れ余地があると捉えることもできそうです。

PTSでは-7.24%とさすがに下落の結果がでており、直近は株価下落となりそうですが、我慢して持ち続けるのもアリかなという気がしています。

ちなみに、丹青社と同業の乃村工藝社(9716)の決算説明資料も読みましたが、丹青社と同様に業績の落ち込みは大きく、2021年はディスプレイ業界にとって厳しい一年になりそうです。

それでは、また。

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