エスプール(2471)企業紹介

銘柄研究

こんばんは。ハルです。

エスプール(2471)の紹介記事です。企業情報、決算結果、業績等々、 エスプールについての情報を備忘録としてアップデートしていく記事になります。

更新履歴

2021/10/15 初版記載
2022/01/24 本決算結果追記

企業紹介

ビジネスソリューション事業と人材ソリューション事業の2事業を展開。人材ソリューションはよくある人材派遣業務ですが、ビジネスソリューションは割とニッチな市場をターゲットにしており、この銘柄の特徴的なビジネスモデル。

基本情報
  • 時価総額:890億円(2022/01/21時点)
  • 市場:東証1部(プライム市場)

ビジネスソリューション事業

エスプールが提供するサービスを複数の企業で利用する「シェアリング型」のアウトソーシングサービスを提供。大きく下記3業態を営んでいます。

①障害者雇用支援

農業を活用した障がい者雇用のコンサルティング事業。企業向けに農園を貸し出しそこで障がい者に働いてもらう。民間企業は障がい者雇用率制度という法律により法定雇用率(2.2%)の障害者を雇用する必要があるため、その需要を取り込む事業。人材派遣会社は数多くあれど、障がい者の雇用を目的とした事業はめずらしく、エスプールの特徴のひとつ。

②ロジスティクスアウトソーシング

ロジスティクスに特化したサービスを提供、フルフィルメント、3PL、IoT、越境ECがキーワード。個別に説明を書くと長くなるため割愛しますが、要はイマドキの物流システムを提供する事業。

③採用支援

採用時に必要な業務(面接スケジュールの調整や、応募者上方管理等)をアウトソーシングする業務。企業にとっては、土日に対応してくれたり、レスポンスの迅速さ、専用のHPやコールセンターを持つことで貴重な人材確保したい企業の需要にマッチした事業。コロナ禍以降、買い手市場になっていることからも、時代にあった事業。

人材ソリューション事業

人手不足を補うため、エスプール社員と派遣スタッフのグループで企業へ派遣し現場の課題解決を行う。店頭での販売、接客やコールセンター業務、オフィスサポート等を行う。こちらはわりとよくある人材派遣ビジネスになります。

セグメント構成

売上構成は人材ソリューション事業7割、ビジネスソリューション事業3割ですが、利益金額は5割、5割ほどとなっています。エスプールの特徴であるビジネスソリューション事業の利益率が通常の人材派遣事業よりも高いことがわかります。

業績

業績はきれいな右肩上がりで順調な成長を続けています。グラフではわかり辛いですが売上、利益ともに成長率はやや鈍化しています。規模が大きくなればなるほど、同じ割合で成長し続けるのは難しいため、当たり前の現象ともいえます。

収益力・財務状況

収益力
  • ROE:35.71
  • ROA:14.13
  • 売上営業利益率:11.12
財務状況
  • 自己資本比率:39.7%
  • 有利子負債倍率:0.80倍

業績にも記載しましたがROEやROAの数値も以前と比較するとやや鈍化しています。とはいえ、十分高い数値のため問題はありません。また、財務状況についても問題ない数値となっています。

決算結果

決算概要

直近決算は1月13日に本決算を発表しました。

売上は会社予想のほぼ想定通り、純利益は当初予想の15%上振れし、いずれも過去最高の業績となっています。

前回決算(参考)

3Q決算(10月4日発表)

注目点

本決算で私が注目した点を紹介します。

注目点1 ビジネスソリューション事業の大幅成長

売上、利益全体でみても順調な成長ですが、ビジネスソリューション事業の成長率は注目の成長率です。赤枠で囲ったとおり売上、利益ともに前年比+30%を超えています。

注目点2 中期経営計画

2021年の通期計画では売上248億円、営業利益25億円ですが、2025年は売上410億円、営業利益50億円を目標としています。また、配当性向30%としており、今後も企業の成長に自信を持っている証拠だなと感じました。

株価

コロナ禍以降ずっと上昇トレンドが続いていましたが、最近のグロース企業の全下げの状況に合わせエスプールも下げています。

株価水準
  • 株価:1,126円(01月21日 終値)
  • PER:41.7倍
  • PBR:14.63倍
  • 過去一年の平均PER:50.3倍
株主還元
  • 配当金:6円 5期連続増配中。
  • 配当利回り:0.53%
  • 配当性向:25.2%
  • 株主優待:なし

過去の株価に比べれば下がってきていますが、株価水準的にはまだまだ高値圏ですし、現状の日本市場の状況では怖くて購入はオススメできないです。

株主還元については、まだまだ配当利回りは低いものの、今後配当性向を30%にするとし連続増配も続けているため、将来への期待は高いです。

最後に

私はエスプールの株は保持していませんが、年が明け、NISA枠も復活したため購入しようかなと思っていましたが、高PERのグロース企業が軒並み下げている現状では怖くて購入できません。

このグロース企業全下げの状況が変わり、エスプールの業績も変わりなく続いているようであれば購入したいと思います。

すでにエスプールの記事も2度記載しており、持っていない銘柄をこれほど研究することも少ないです。

ちなみに、エスプールの社名は「Solution(解決策)・System(システム)・Staff(人材)・Social(社会)・Share(共有)の5つの “S”を “POOL”(蓄積)する」という意味らしいです。

また、“spool”という英単語には、「糸巻き」や「巻く」という意味があるそうで、今回の記事のアイキャッチ画像を「糸」にしたのはこれが理由です。

それでは、また。

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