株式指標2 ROEどう見る?

こんばんは。ハルです。

株の購入を考えるときどんなことを気にしますか?その会社の知名度、株主優待、配当利回り、株価、決算結果、チャート、各指標。さまざまな見方がありますが、その銘柄の知名度や株主優待だけを見て購入するのでは、株で利益を上げるのは難しいと思います。そこで次のステップとして知っておきたいのが、PERROEなどの指標です。株初心者から抜け出す第一歩として、簡単な指標くらいは是非おさえておきましょう。私もあいまいな部分がありますので、この記事を書きながら再確認です。

今回の記事はROEについてです。PERについては、下記を参考にしてください。

ROEとは

ROE(Return on Equity)は自己資本利益率といい、自己資本(株主が会社に預けているお金)を使って、どれだけ利益を稼いでいるか?を表す指標です。計算式は次の通りです。

ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本(株主資本)』

当期純利益とはその年に稼いだ金額で、自己資本とは資本金や、利益剰余金等B/Sの純資産に当たる部分に近いです。これは、その会社がどれだけ効率よく利益を稼いでいるかかをみることができ、ROEは稼ぐ力を見る指標ということできます。

では、何%くらいの値であれば稼ぐ力が強いとみることができるのでしょうか?東証一部上場企業で5~10%くらいなので、10%~20%もあれば稼ぐ力は強い企業とみなすことができます。いくつかの企業のROEを見てみます。

  • トヨタ自動車(7203):10.39% ※1
  • ファーストリテイリング(9983):18.5% ※1
  • NTTドコモ(9437):11.14% ※1

※1 2020年度決算結果にて算出。

トヨタ自動車の場合、当期純利益が2,076,103百万、自己資本が20,618,888百万となっていますので、2,076,103÷20,618,888×100=10.6※2。ファーストリテイリングの場合、当期純利益が162,578百万、自己資本が938,621百万となっていますので、162,578 ÷ 938,621×100 = 17.3※2。NTTドコモは省略しますが、トヨタ自動車、NTTドコモは平均的、ファーストリテイリングは高めと言えます。

※2 実際は株主資本で計算されていると思われるため、若干の誤差が生じています。

細かい話ですが、ROEの注意点について。。。ROEの計算式には自己資本(株主資本)が利用されています。そのため、自己資本をさげればROEの数値を高めることができます。たとえば、自己資本を下げる行為として自社株買いがあります。自社株買いを行うと株主資本の中の自己株式にマイナスとして計上され、自己資本を下げることができます。そのため、稼ぐ力を見る指標なのに、稼いだ金額(当期純利益)が変わらないにも関わらず、自己資本を下げることでROEを高めることができてしまいます。自社株買いはその企業のIRに掲載されているため、簡単に調べることができます。自社株買いが多くROEが極端に高い会社は注意したほうがよいです。

ROEをどう使うか?

次にROEをどう使うか?について、私の考え方を書きたいと思います。

ROEの平均が10%ほどなので、10%以上あることがのぞましいなとは思っていますが、ROEは業種によっても平均値は異なります。IT関連の会社だと30%以上になっている銘柄はめずらしくもありません。そのため、同業他社と比べてどうか?という見方は必要だとおもいます。例えばコメダ(3543)は17.17%ですが、ソフトバンクは37.87%、大東建託は30.62%でコメダは高くないのかな?と思いますが、同じカフェ業である、ドトール(3087)、サンマルク(3395)と比較すると、ドトールは5.84%、サンマルクは3.18%となっています。カフェ業界でのコメダの稼ぐ力は相当高いことがわかります。

このように、単純に数値だけをみるのではなく、自分なりの基準や、同業他社と比較してみることが重要です。また、PERでもそうですが、指標は企業分析の材料とし、その指標ひとつだけで判断するのではなく、複数の視点で銘柄分析をすることが重要です。

それではまた。

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