日本毛織(3201)企業紹介・決算まとめ

注目決算

こんばんは。ハルです。

日本毛織(3201)の紹介記事です。企業情報、決算結果、業績等々、日本毛織についての情報を備忘録としてアップデートしていく記事になります。

更新履歴

2021/11/23 初版記載
2022/01/15 本決算結果追記

企業紹介

国内トップクラスの毛織物メーカー、通称ニッケ。

1896年に羊毛産業を祖業としていますが、現在では商業施設、介護、保育、スポーツスクール、産業機材、生活流通等、幅広い分野で事業を展開し、ニッケと60社余のグループ企業となっています。

会社HPのトップメッセージに「人の一生に関わる多様な事業 」とあるように、私達の生活の身近なところでニッケ関連の商品や施設があります。私はニッケのゴルフ練習場やテニスコートを何度か利用させてもらっていて、今回この企業を知って、「あ、この会社なんだ。」と親近感がわきました。

基本情報
  • 時価総額:790億円(2022/01/15時点)
  • 市場:東証1部(プライム市場)

セグメント構成

人とみらい開発事業:「街づくり」を主眼とした地域共生型のサービス提供および不動産開発。スポーツ施設やショッピングセンター、介護、保育、ソーラー売電等を行う事業を展開。

衣料繊維事業:衣料用途を中心として高機能素材・製品の開発・製造・販売。学校、企業、官公庁の制服の販売やアパレルブランド向けに生地や糸の販売を行う事業を展開。

産業機材事業:ウールから化合繊、糸から紐、フェルト、不織布の開発・製造・卸売/産業用機器の設計・製造・販売を行う事業。自動車向けの不織布や縫製糸、スポーツラケット、フィッシング、楽器用等に使用される。

生活流通事業:商社機能を活かした、グループ内外に対する販売・物流サービスの提供を行う事業。EC販売や、100円ショップ向け雑貨の販売等。

収益力・財務状況

収益力
  • ROE:8.44
  • ROA:5.35

※コメント 日本企業の平均的な数値

財務状況
  • 自己資本比率:62.9%
  • 有利子負債倍率:0.20倍

※コメント 優秀な数字。全く問題なし

特筆すべき点は特にありませんが、この企業の魅力は割安で、高配当、優待であることから、収益力、財務状況に問題がないことは株購入の安心材料になります。

決算結果

決算概要

1月14日に本決算を発表しました。

ぱっと見で気になるのは、経常利益が前年比マイナスなのに、当期純利益が大きく前年比を上回っていることです。なお、この理由については以下の注目点2に記載しています。

前回決算(参考)

3Q決算(10月8日)

決算の注目点

注目点1 各セグメントの売上、利益

全体的に売上は前年並み。営業利益は前年以上となりました。ただし、過去最高の売上、利益には届いておらず、よく言えば安定的、悪く言えばインパクトのない決算結果だったと思います。

ざっくり各セグメントの状況を記載します。

■衣料繊維事業:減収↓増益↑。コロナの影響が長期化しており、全体的に不調。
■産業機材事業:増収↑減益↓。連結子会社化したフジコーの影響もあり売上は好調。
■人とみらい開発事業:減収↓増益↑。商業施設運営でのコロナ影響あり。保育関連で大きく増収。
■生活流通事業:増収↑増益↑。Eコマースや100円ショップ向け雑貨など全体的に好調。

注目点2 当期純利益の過去最高を達成

11月19日に株式会社フジコーの子会社化により特別利益72億円、特別損失24億円を計上。とのIRニュースを発表しました。この特別利益、特別損失が、経常利益は前年比マイナスなのに当期純利益で過去最高を達成する理由となります。ただ、これは事前に発表されたニュースから想定されていた結果のため株価への影響はなさそうです。

注目点3 中期経営計画

ニッケは中期経営計画を発表しています。青枠が今期実績、オレンジ枠が来期計画ですが、今期実績が来期計画を超過しています。コロナの影響を受けやすい事業セグメントもあるため、未来はわかりませんがニッケの株保有者としては安心材料となります。

株価

株価は横横の展開が続いています。やや上向きか?という感じには見えますがどう動いていくかわかりづらい状況です。ただ、PER等の指標で見ると安値水準ではあるため、配当、優待目当てでの購入はアリかと思います。

株価水準
  • 株価:914円(1月14日 終値)
  • PER:9.6倍
  • PBR:0.65倍

※コメント 過去一年の平均PERは16.5倍。

株主還元

株主還元
  • 配当金:28円 前期は27円、2期前は26円(2期連続の増配。40年以上減配なし。)
  • 配当利回り:3.06%
  • 配当性向:24.3%
  • 株主優待:下記の通り

※コメント そこそこの配当。減配しない方針としているため安心感あり

そこそこの配当、無理のない配当性向、減配しない方針、増配の継続等、長期保有で考えれば安心材料ばかりでてきます。短期での株価の上下はわかりませんが、長期保有を前提にした場合、これほど安心して保有できる銘柄もめずらしいのではないでしょうか。

私の考えや持ち株について

この銘柄については、あるユーチューバーの方が紹介しているのを見て知りました。現在、私の方針としてはグロース系の銘柄ではなく、割安で高配当、安定の企業を購入することを方針としています。

その方針でこの銘柄を調査したところ、そこそこの配当で無理のない配当性向、財務問題なしで、なかなかいいんじゃないかと思っていました。その後、11/19のIRニュースによりストップ高で株価が付かない状態を見て、安いしこれだけ買われるなら買ってみるかと思い100株購入してみました。ちょうどNISA枠も余っていたのも、追い風になりました。

私は一度購入すると、数か月から数年保有するのが当たり前のため、ニッケはまだまだ新参の銘柄になりますが、決算も思ったより良かったですし、現在の日本市場の状況でも株価を下げることなく、配当、優待ももらえる銘柄であるため、今後も継続保有していく予定です。

それでは、また。

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