日本特殊陶業(5334)企業紹介

注目決算

こんばんは。ハルです。

日本特殊陶業(5334)の紹介記事です。企業情報、決算結果、業績等々、 日本特殊陶業 についての情報を備忘録としてアップデートしていく記事になります。

更新履歴

2021/10/30 初版記載
2022/02/02 3Q決算結果追記

企業紹介

自動車関連がメイン事業。エンジンの始動に使われるスパークプラグやセンサーが主力製品になります。特にスパークプラグは日本特殊陶業といえばというほど有名です。ただ、今後成長が期待される電気自動車にはスパークプラグは使われないようで、先細りの製品といえるかもしれません。

自動車関連事業以外では、半導体製造装置部品、医療用製品、産業用製品等に使われるセラミック製品の製造販売や、全個体電池の開発等を行っています。

セグメント構成

売上の8割近くを自動車関連事業で稼いでいます。ただ、セラミック関連や新規関連事業の割合は年々高くなっており、自動車関連事業の一本足ではなく他事業も伸ばしていこうという会社の思惑がよくわかります。

指標

収益力と財務状況は下記の通りです。特に問題ない値です。私は性格上、財務状況がよく気になりますが、これくらい安定的な企業のほうが安心感があります。

収益力
  • ROE:9.08
  • ROA:5.35
  • 売上営業利益率:11.08

※コメント 他の自動車部品メーカーに比べやや高い水準

財務状況
  • 自己資本比率:62.2%
  • 有利子負債倍率:0.32倍

※コメント 優秀

決算結果

直近決算

1月31日に3Q決算を発表しました。

2Q時も絶好調の決算を発表しましたが、3Qでもその流れは変わっていません。通期業績で過去最高を余裕で達成する勢いです。成長企業でもないのにこの業績の伸びは驚きです。

業績好調の理由は、「スパークプラグの補修用市場が好調」、「半導体製造装置用部品を含む半導体関連事業が堅調」に加え想定以上の円安効果もあるようです。

前回決算(参考)

2Q決算(10月27日発表)

注目点

注目点1 増配発表

決算と同時に増配発表を行っています。実は2Q決算時にも増配発表をしており、2Q、3Q連続で増配発表したことになります。配当予想の推移は下記のようになっており、当初予定より28円の増配となりました。

■配当予想の推移
当初配当予想74円 2Q時配当予想96円 3Q時配当予想102円

注目点2 業績の上方修正

決算と同時に業績の上方修正を行っています。なお、この業績の上方修正も2Q、3Q連続の発表となっています。業績の推移は下記のようになっています。

■業績の推移
売上収益 当初 4,920億円 ⇒ 2Q時点 4,820億円 ⇒ 3Q時点 4,890億円
営業利益 当初 500億円 ⇒ 2Q時点 685億円 ⇒ 3Q時点 810億円
純利益 当初 373億円 ⇒ 2Q時点 488億円 ⇒ 3Q時点 600億円

業績の好調さもありますが、持分法適用会社の売却(約85億円)や、連結子会社の影響(約25億円)という特別利益によるものもあり純利益の増加率が高くなっています

注目点3 自己株式の取得

増配、業績の上方修正に加え、自己株式の取得も発表されました。2023年1月末までというかなり長期間にわたり、100億円の自己株取得ということで株価上昇の要因となりそうです。

株主還元

株主還元
  • 配当金:102円(過去最高の配当額)1期前は60円、2期前は70円
  • 配当利回り:4.81%
  • 配当性向:34%
  • 株主優待:なし

2Q時点では配当利回りは5%を超えていましたが、最近の株価上昇により4.81%となっています。それでも十分な高利回り銘柄といえます。

決算説明資料では配当性向40%と記載されているため、さらなる増配も期待できますが2Q、3Qと続けて増配していますし、自己株式の取得も発表したため、これ以上は期待しすぎかもしれませんね。

株価

3Q決算時に発表された、①業績の上方修正、②増配発表、③自己株式の取得というGoodニュースがあり株価も大きく上昇しています。ただPER水準的にはまだまだ安い水準ですし、自己株式の取得等もあるため、今後も株価上昇の流れは続くと考えられます。

株価水準
  • 株価:2,121円(02月02日 終値)
  • PER:7.2倍
  • PBR:0.90倍
  • 過去一年の平均PER:9.4倍

最後に(私の考えや持ち株について)

2021年5月に緊急事態宣言が再発出され日本株が全面安になり、日本特殊陶業も株価が10%ほど下落。そのタイミングで1,715円で100株購入しました。業績の安定さと高配当なのに割安という理由で購入しましたが、その後、株価はなかなか上昇せず含み損状態が続いていました。

ですが、9月頃から株価が上昇に転じ、さらに3Qの増配発表等でさらに含み益が増えています。自己株式の取得もあり、業績も好調、高配当のため、このまま継続保有の考えです。

懸念点としては、今期のEPSの高さは売上上昇以外の要因(持分法適用会社の売却や円安効果等)もあるため、来期も同様のEPSとは限らないということです。来期はEPSが下落しそれに伴う減配のニュースが発表されると株価も大きく下落する要因となるため、この点は注意したいです。

さらなる株価の上昇には自動車関連事業以外のセラミック製品、全個体電池等の新規事業伸び等、日本特殊陶業自身が企業としてどれだけ成長しているかが重要になると思います。今後の決算結果やIR情報等をチェックし注目していきたいです。

それでは、また。

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