こんばんは。ハルです。
毎週恒例で書いているこの記事ですが、決算内容のチェックが主目的ではなく決算発表企業の中から私が気になる企業を紹介しているため、若干題名を変更しました。(まぁ読んでる方は気にしないと思いますが。私の気分的な問題です笑)
今週は米国の金利上昇を原因とした日経平均の数十年ぶりの下落があったり、株式市場の変調が感じられる一週間となりました。
さて、毎週恒例の「今週の注目企業」で紹介する銘柄はこちらです。
①ココペリ(4167) ②メドピア(6095) ③東京都競馬(9672)

今週の紹介銘柄
①ココペリ(4167)
企業紹介
日本全国の地域金融機関に対してSaaS形式の経営支援プラットフォームを提供。中小企業への投資を行うかどうかをAIで判断したり、ビジネスマッチング、集客支援、補助金等の取得支援などのサービスを提供しています。
決算結果
2021年2月15日に3Q決算が発表されました。
売上高 :696百万(-百万 , -%) 営業利益:149百万(-百万 , -%) 経常利益:139百万(-百万 , -%) 純利益 :118百万(-百万 , -%) ※()内は前年同期値 , 前年同期比 2020年12月にマザーズ上場したため、前年比はなしです。
マザーズ上場したばかりのため四半期ごとの比較はできませんが、本決算比では今期から黒字化予想となっています。また、下記の通り3Q決算と同時に業績の上方修正も行っています。上昇幅も発表しまし、期待の高まる企業です。

今後について
決算説明資料を見ると同社のサービスを導入している金融機関数は57社で年々増加傾向です。日本の銀行、信用金庫等を調べると600行ほどあるため今後も導入社数の増加が期待できます。とはいえ、シェアは限られるため導入社の数は常にチェックが必要です。
株価的には PER は100倍を超えており割高かなと思いますが、成長性は高く、財務基盤もしっかりとしているため投資対象としてもよさそうです。
②メドピア(6095)
企業紹介
医師向け情報サービス会社。医者同士の情報交換コミュニティサイトや、医師求人情報サイト、医師の開業・経営支援サービスを提供。エムスリーと同業と考えてよさそうですが、若干異なるのが、メドピアは薬剤師向けの情報展開もおこなっているところでしょうか。
決算結果
2021年2月15日に1Q決算が発表されました。
売上高 :1,938百万(941百万 , +106.0%) 営業利益:626百万(183百万 , +242.2%) 経常利益:637百万(206百万 , +209.5%) 純利益 :437百万(151百万 , +189.1%) ※()内は前年同期値 , 前年同期比
絶好調な決算結果となっています。通期予想でも前年比売上ベース、利益ベースで+40%以上を予想していますし、ものすごい成長性を感じます。
今後について
医療系の情報プラットフォームとしてはエムスリーが有名で、エムスリーは全世界規模の会社となっていますが、メドピアは日本がメイン。メドピアを投資対象とするのであればエムスリーがよい比較相手になりますので、そこから優位性等を見て研究するのがよさそうです。
エムスリーとの事業内容の競合が気になりますが、情報利用者側からすると情報サイトっていくつあってもよくて、なにか調査するときの情報元ってひとつより、ふたつ。ふたつより、みっつで情報を確認できたほうがより正確性は増すと感じるため、情報を提供するという事業内容においては多少の競合は問題にならないと考えます。
③東京都競馬(9672)
企業紹介
不動産施設の賃貸会社。競馬場やオートレース場のオーナーとして賃貸、管理。また、「東京サマーランド」の経営等を事業内容としています。
決算結果
2021年2月15日に本決算が発表されました。
売上高 :28,789百万(24,836百万 , +15.9%) 営業利益:11,172百万(7,981百万 , +40.0%) 経常利益:11,280百万(8,009百万 , +40.8%) 純利益 :5,175百万(5,200百万 , -0.5.%) ※()内は前年同期値 , 前年同期比
売上、営業利益等が順調な上昇ですが、純利益がマイナスになっているのは遊園地事業の固定資産の減損損失を計上しているためです。今期コロナの影響を取り込むことで来期の業績予想は下記の通り好調な予想をしています。

今後について
コロナによる遊園地事業への売上減少は大きいですが、この企業にとって遊園地事業は5%ほどの売上規模です。また、今期に減損損失を行っていますし、遊園地事業は徐々に回復傾向にあるため、今後の見通しは明るいと考えられます。
売上規模の大きい公営競技事業ではインターネットで馬券を購入できるサービス「SPAT4」の導入により売り上げを大きく伸ばし、馬券全体におけるSPAT4による売上構成は4割になっています。
企業の成長性のわりに株価的には PER 16.3倍。割安な銘柄と考えられます。このブログ内でもこの銘柄は何度も紹介していますし、実は隠れた良銘柄なのではと思っています。

選抜銘柄の株価
次に選抜銘柄の株価チェックをします。これは、紹介した銘柄の中から選抜銘柄を決めて毎週の株価をチェックし、私の選定眼は正しかったのか?を確認します。まずは選抜銘柄の株価がどうなったのかを確認します。

グロース系の銘柄の下落の影響をモロに受けていますね。この状況を見ると株式市場の流れが変わっているのがよくわかります。バリュー銘柄への入れ替えが必要かもしれません。というわけで、長く選抜銘柄であったアイ・アールジャパンHDを外して東京都競馬を選抜銘柄に入れたいと思います。
来週の決算発表は34銘柄。気になるのはラクーンH(3031)、ファーマフーズ(2929)です。先週はこの記事をさぼっちゃいましたが、来週はしっかり書きたいと思います。
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